1978-03-03 第84回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第5号
建設省当局も大変理解を示しまして、御承知のとおりに、電波も日照権並みの補償を行うべきであるという立場から、建設省内に補償問題研究会、座長に国宗正義さん、国立国会図書館の専門員の方を委嘱していただいて、鋭意わが郵政省電波監理局ともいろいろと資料の交換、意見の交換を図りまして、ただいまそういった問題の解決のための真剣な検討を進めている状態でございます。
建設省当局も大変理解を示しまして、御承知のとおりに、電波も日照権並みの補償を行うべきであるという立場から、建設省内に補償問題研究会、座長に国宗正義さん、国立国会図書館の専門員の方を委嘱していただいて、鋭意わが郵政省電波監理局ともいろいろと資料の交換、意見の交換を図りまして、ただいまそういった問題の解決のための真剣な検討を進めている状態でございます。
建設省は受信障害の損害補償をするために、補償問題研究会を設置して損害補償基準の作成に着手するというような報道でありますが、建設省、その内容はどういうようなものですか。
その補償問題研究会におきます対象となります事項につきましては、高速道路だとかあるいはまた高架鉄道のように公共施設を考えております。
ただ最近農地その他山林がだんだん宅地化してまいるということになりますと、いわゆる線下補償の問題が出てきたわけで、通産省といたしましても線下補償の問題を、先日御指摘のありました補償問題研究会で取り上げまして、いろいろ研究しておる次第でございますが、まだはっきりとした結論は出ておりません。しかしながら、要するに土地の所有権がいわゆる空まで及ぶかどうかといったような問題もございます。
○宮本政府委員 通産省といたしましても、先ほど補償問題研究会で研究しておると申し上げたわけでございますが、そのときちょっと私言い落としたのでございますけれども、昨年の十一月に電源開発等に伴う損失補償基準についてというものができまして、この線で電力会社を指導しておるわけでございます。
したがって、これについてはやはり総合的に計画を立てる必要があるのじゃないかと私は思いますが、昭和三十三年に公益事業局において補償問題研究会をつくったということを聞いたのですが、それらの経過について、質問する前にちょっと御説明願いたいと思います。
○宮本政府委員 御指摘のように、昭和三十三年に公益事業局に補償問題研究会というものをつくりまして、電源開発に伴う損失補償基準というものをつくりまして、これに伴う細則もきめたわけでございます。たとえば、それぞれの土地あるいは畑あるいは山林というような場合の一応の基準をきめまして、これを各電力会社その他に徹底をいたしたわけでございます。
ただこれについては、その後いろいろ事情も変わって参ってきておりまするし、電気事業者としても、もう少し深いものを研究する必要があるということを感じておったのですが、現在通産省におきまして補償問題研究会という組織を作っておられまして、そこで検討されているわけであります。従って、漸次整備した準則を作って参るということになっていると思います。
そこで、従来から通産省の内部に補償問題研究会というものがございまして、関係各省の職員及び民間の学識経験者を入れて、各種の補償問題について相当綿密な研究をしてきておるのであります。
その辺につきましては、これは開闢以来やっているものでございますから、その取り扱いにつきましては電気事業の経費についても相当大きい影響のある問題でございまして、取り扱いは補償問題研究会で現在検討いたしておりますが、その上で結論を出すようにいたしたい、かように考えておるわけであります。
最近におきまして、これについての補償についていろいろ御意見が出ておりますものですから、私の方としましても、取り扱いにつきまして補償問題でいろいろ問題がございますので、補償問題研究会というのを作っておりますが、その方で具体的に取り上げまして検討いたしておるわけであります。その検討の結果によりまして、慎重に話をして参りたい、かように考えておるわけであります。
特に先ほども話があった通り、公益事業局の中には補償問題研究会というのがあるでしょう。当然この研究会では、これらの大きな課題になっておる線下補償の問題も扱っておられると思うのです。われわれの知る範囲では、この研究会のメンバーなるものは、ほとんど起業者側とみなされるような委員だけを並べて、被害を受ける被収用者側の委員というものは一人も出ておらぬ。
昭和三十三年の八月に、私どももそういうことを研究する目的で補償問題研究会などというものを省内に設けて、実はいろいろ過去の事例も当たり、理屈の上でもどうこうしたらいいということを非常に議論を重ねておりますけれども、ただ先ほど申したように、これはなかなか一律の理屈でもって処理できない面があるものでありますから、まだ十分な結論を得ておらない、そういう段階であります。